太陽と満月が向かい合う。

モロッコ、太陽と満月が向かい合う


モロッコ、太陽と満月が向かい合う



イスラム教は太陰暦。
1ヶ月は新月から、次の新月が来れば次の1ヶ月が始まります。
だから、1年間は太陽暦(西暦)よりも10日ほどずれていく。

1日5回のお祈りの時間は、太陽の位置で決まるので
時計とは合わない。
もちろん、日が長い時期と短い時期ではお祈りの時間も変わる。
まるで植物みたいに、一年のリズムが太陽と平行している。

もちろん仕事や学校、通常の事は
西暦や時計で動いているけれど
この国の基本は、月と太陽のサイクルで成り立っている。


乾燥気候のために光が強く
太陽も、月も、星も、これでもかと目に飛び込んでくるし
月に地球の影がくっきり写っていることも少なくない。
何よりも高い建物が少ないので、それらが特に身近になる。


こうした環境から、モロッコに住み始めて
天体というものをすごく感じるようになった。

わたしは女性なのだが、不規則だった月の物が
月のサイクルと同じで規則的に来るようになったのも
たまたまかもしれないが
体さえ反応しているようにも思えている。


そんなことで、月はその形に寄って月の入りや月の出が
ほぼ決まっていることもやっと知った。

新月は、ほぼ、日の出と共に昇り、日の入りと共に沈み
満月は、ほぼ、日の入りと共に昇り、日の出と共に沈む
良く出来たサイクル。


そして、先日わたしはすごい物をみてしまった!
太陽と月が地平線の上、東と西で向かい合う瞬間!
生まれて初めて!!

満月になる数日前の月は、太陽が沈む少し前に昇るので
正式には、満月と太陽が向かい合ったわけでないけれど
ほぼ満月に近い丸い昇ったばかりの月と
沈み行く太陽が
自分を挟んで左右に向かい合ってるのは、本当にびっくりした。

こなことってあるんだ!!
同行していた友人と車を止めた。

360度開けた土地でなければ、見ることは難しいこの状況
例え荒野の多いモロッコでも
なかなかこの条件が当てはまることは少ないかも知れない。
日本だったら、北海道あたりなら可能なのだろうか。

ティズニットという街からグールミンへ車で向かっているときだった。
はっと視界が晴れた荒野で、道の右手に沈み行く太陽をきれいだな〜なんて思って
たまたま左を見たら、月!!


新月や三日月の時は、太陽と同時に日中の空にあるのだけれど
太陽は昼、月は夜、ある意味真逆の存在のように記憶しており
その両者が、しかも同じような大きさで向かい合っていた時は
太陽イコール光、月イコール闇とか、どんなそのイメージも吹っ飛ばし
大きな似たような天体が向かい合っている感じで
数分もないその出逢いの瞬間に居合わせたことが
奇跡みたいな嬉しい出来事だった。


そんな感動を写真に納めたいとカメラを持って気付く...
自分の右にあるものと、左にあるものは、同時に納められない!
じゃあ、数歩下がれば物や建物なら2つを撮ることが出来るのだけれど
これは天体で
どんなに距離を取ったって写真には納められないことに
身をもって気付いたときに
大きさ、世界、存在、様々な事を感じた。

なので写真では、それをみなさんに伝える事は出来なくてとても残念だけれど
その場に居たものしか見ること感じることの出来ない
貴重な体験だった。


太陽と月、地球と、それ以外の天体たち
宇宙感のようなものを
その生活から、視覚からも、教えてくれるモロッコ。

来て良かった! 住んで良かった!
ということが、どんなに長く住んでもあるから辞められない。



oto
MOROCCO その他の街で
ジブラルタル海峡をわたる ー タンジェ編




ジブラルタル海峡をわたる。

前回のスペイン・タリファ編に続き
今回はモロッコ・タンジェ編。


タリファの街からタンジェ行きの船が出る港は、歩いてすぐ。
このタリファの落ち着いた雰囲気をもっと味わいたい・・・と、後ろ髪ひかれつつ港へ。

帰省のため大荷物を持った
たくさんのヨーロッパに住むモロッコの人たちと一緒にだらだらと並び乗り込んだ。
いざ、出航!

船内には長い列が出来上がっている。

モロッコへの入国手続きが始まっているようだ。

入国カードをもらって私も列に並んでいると
字の書けない何人ものおじさんたちから、記入のお願いをされわたしも大忙しに...

船の先にアフリカ大陸を見つけて上陸を噛みしめたかったのに
そんな間もなく、モロッコに到着。


船を降りると、タンジェのメディナが目の前に見渡せる。
客引きのタクシーのおじちゃんらが集まってきて
誰もわたしをほっといてくれない。

そんな喧噪とエネルギーのあるモロッコに戻ってきたんだ・・・と
たかだか35分のフェリーを乗っただけなのに実感する。

「ただいま。」



目の前!に見えていたけれど歩くと結構距離があった、港からメディナ。
しかも急な坂道を登る。

旅行者は少なく気軽に話しかけてくれる地元の人もマラケシュほど居ない。


目に入るすべてがふんわりとしていて、不思議な感じがする街並み。


途中、道で会ったおじさんに、カスバ博物館には行った?
近くにあるから行くといいよ。
とおすすめされた。

きりりとした建物内、気の落ち着く空間になっていて
白を基調に緑の配色がとてもきれいだった。



博物館から出てくると、またそのおじさんと再会した。

おじさんは、リヤドを改装しているデザイナーらしく
おじさんの手がけたリアドを案内してくれた。
とっても楽しく、心がぽっとあったまるような遊び心のあるデザインだった。

さらに、現在工事中の現場へも。

モロッコの職人には図面で描くよりも
その場で、ここに穴を開けて、大きさはコレくらいで・・・っと
体と口で表現するのが、一番伝わりやすくて間違いのない方法だ!と。

そのほうが自分も楽しいって、モロッコの門を模った
なんとも手作り感たっぷりのプラスチックの型を持って
どこに穴開けるかな〜と、現場内をうろうろ。

モロッコでは、ここが何センチで!って言ったところでその通りになることはなく
水平垂直さえもままならない。
君が思う普通!は、通じないよ。

ゆがんでいること。きちっとしていないそれも味!遊びが大事!

自由。

あたりまえっ!なんてなくて、なにもないほうがたくさんのことを想像できるんだよ。

この、おおらかさが生む、モロッコの自由なデザイン。


職人さんとおじさんと一緒にコーヒーをいただいた。
目の前にあるカフェのおじさんにコーヒーお願い!って大きな声で注文する。
みんなでおしゃべりをしながら、ほっとするコーヒーを飲み
向かいのカフェのおじさんに
「このコーヒーは、どこよりも一番美味しいっ!!」 って
道を挟んで話す姿がとても気持ちよかった。


タンジェには、ここを訪れた人を惹きつける魅力があるんだよ。と、おじさん。
多くのアーティストもみんなここに帰ってくるんだよ。
わたしの大好きな画家アンリ・マティスもそのひとり。
他にも、ジャン・ジュネやポール・ボウルズ・・・

以前ブログに書いたおじちゃんもそのひとり。
http://moroccocco.jugem.jp/?eid=213


あぁぁーっ!あんたもきっとタンジェマジックにかかったよ!
きっと、戻ってくる。そのときはタンジェリン(英語でタンジェの人)だ。

「タンジェリン・・・。」 かわいい響き







その後も、わたしのタンジェひとり散歩はつづく。

ギャラリーを覗いたり、カフェに入ったり
ぽかぽか陽気も手伝って
どんどん足が進んだ。



前から行ってみたかった ”CAFE HAFA”へ向かって坂を登る。

ここは、さっき会ったおじさんが言ったように
タンジェに惹きつけられた、外国人の画家や詩人、作家たちも集ったカフェ。

ここまでの道のりも、いい感じなのだ。

なぜか、メニューはミントティのみ。

カードゲームをする若者や、おしゃべりをしてるおじさんが群れて
寄り添うカップルがちらほらいて

丘からタンジェの海が一望に見渡せて
一日中でもぼーっと海を眺めていたくなるような、そんな場所だった。



そして最後に、これも前から言ってみたかった映画館 "CINEMA RIF" へ。

古い映画館を、アニエス・ベーなどフランス人デザイナーが監修している。

だから?
ここのインテリア、かっこいい。

それに、館内のポップなインテリアに負けない
ポップな柄のジュラバ(モロッコの民族衣装)に、ポップな柄のスカーフを巻いた
モロッコのおばちゃんがチケットを販売しているのがまたいい。

一枚お願い、というと
今日はお客さんがいないので映画は中止なの・・・・カフェならやってるから
コーヒー飲んでゆっくりしてってねと、優しいおばちゃん。


プログラムを見ると上映している映画もおしゃれなものばかり
料金は1本 20DH。
近くに住んでたら、通ってしまいそう!!


映画は見れなくて残念だけれど
ゆっくりと、この空間を味わった。



1泊2日のタンジェの旅。
盛りだくさんで、お腹いっぱい。

帰る頃には、わたしもすっかりタンジェの魅力に捕りつかれたよう・・・
タンジェマジックにかかってしまった!??



帰りは、寝台列車を初体験。

夜行列車は、2等、1等、寝台があり
等級の違う列車との間には頑丈な鎖と鍵がかかっていて
セキュリティはしっかりしているよう。

2段ベッドが4つ並んだ部屋の、上のベッドに横になると
早々に電気が消えて真っ暗に、早朝にはマラケシュに到着となります。

さよなら・・・タンジェ。
また、来ます!



●写真1枚目 CAFE HAFA カフェ・ハファから
  写真2枚目 CIMEMA RIF シネマ・リフのカフェ


すっかる
MOROCCO その他の街で
砂漠の不思議





モロッコ人の友人と、モロッコ中のあちこちを車で移動する機会がある。

どこを通っても友人の関心は、そこに緑があるかどうか。

「なになにの木がある!」
「なになにの実がなってる!」

「うーん、ここは緑が多くて豊かな土地だ。」

それすらわたしにとっては面白いのだけれど

モロッコの気候はおおまかに、砂漠気候。

砂漠というと日本人にはイコール砂の山の砂丘を想像するけれど
非常に乾燥していて雨が極端に少ないのがその砂漠気候。

そんな砂漠なモロッコだから、水、緑は大切で
緑に関心を持つ友人の気持ちはとても分かる。



でも、ずーっと友人をバカにしていた緑に関わる友人の言葉。

「雨が降ったから緑が生えた!」

「んなわけない!!」とその度にわたしは心の中で叫ぶ。


雨が極端に少ない砂漠気候といっても、雨はもちろん降る。
モロッコでは季節の変わり目に1週間から2週間ほど、まとまった雨が降る。

降水量にするとどれくらいか分からないけれど
1日中、日本のように降り続くこともある。

けれど、年間を通して見上げればいつでも晴れ。
そして、肌が乾燥でかゆくてたまらないくらいの乾燥度。
だからそれって適度なお湿り程度で
まとまった雨が降ったからって、その雨が植物を育てるほどとは到底思わない。

だいたい、全ての土地が土というよりも泥に近いモロッコの土。
植物が育つほど、土壌が豊かでないと思う。

実際見渡す限り荒野砂漠なモロッコで
生えているのは椰子の木や砂漠に強いアルガンの木やオリーブ。
緑で潤されるこころすらも懐かしい。


それなのに、友人の言葉を聞いていると

たったつい先週雨が降ったから
「ほらあそこに緑が生えたんだよ。」

にわかに信じがたいどころか、植物というのはそんな単純なものじゃない
きっとあまり知識のない友人
雨の少ない土地柄、雨は大変な恵みだからそう思ってしまってるんだろう
友人の言葉を適当に流していた。


モロッコに住み始めて5年を過ぎる頃から
あれ? はて? もしかしたら?

友人に謝罪するべきなのかもしれないと思いだす。


モロッコを旅していると、沢山の川を渡る。
橋のあるものから、ないものまであるのだけれど
その殆どの川が干からびている。

さすが乾燥地帯、と思うのだけれど
面白いのは、雨が降るとそれらの川が簡単に氾濫してしまうこと。

日本の常識だと台風やそれと同じような大雨が来た時に川というのは氾濫するもので
たった1週間、日本の梅雨の様な雨が降ったからって
川が大氾濫って。

雨が降ったときにしか川にならない場所には橋がかかっていないことが多いので
たったそれくらいの雨で
バスが、タクシーが、一般車が
溢れた川を渡れなく通行止めになって目的地へたどり着けないことがほとんど。



ただ、それらの川の跡を良く見るようになって気づいた。

干からびた川となったくぼみには、直ぐ横の土地と明らかに違う。
緑が多いのだ!!

そう、あれっと思い始めたのが遅い5年たって気づいた...

いつもいつも豊かな川であった場所が乾いて緑は生えたのではない。
たった数日出来ただけの川の跡には、他よりも緑が多い?

あれ? もしや、わたしが自分の常識を誇示していただけ??

モロッコでは、雨が降ればすぐに植物が生える?

そして、完全にこころの中でごめんなさいを友人に言わなくてはならなくなったのは
つい先日。
訪れた砂漠で。



訪ねた砂漠の遊牧民宅周辺では、わたしが訪ねる1週間ほど前にまとまった雨が降って
その1日たりでも川が出来たそう。

もちろん
「これで緑が生える!と嬉しそうな彼らたち。」

遊牧民の彼らにだって、植物が生えれば放牧する家畜たちが食べることが出来るし
火をおこすための薪とだって手軽に手に入れることが出来るようになる。

でも、半信半疑なわたしはまた彼らの言葉を流す。



が、その川の跡とやらを歩いてひっくりかえりそうになった!


ちっちゃな緑の芽が、あっちこちというかそこいら中に!

しかも、こんなところじゃ根も張れないじゃないかという
ドロが乾いて瓦になったその1枚に、砂に、芽が!


誰かに話したい。
でも、周りにはモロッコ人しか居ない。

ちょっと待ってよ。
雨が降ったのってたった1週間前じゃない。
それで、緑の芽がそこいらじゅうにってさ。

一人で会話して、一人で納得させてみる。

そうなのらしい。砂漠では、雨が降れば緑がすぐ生える。



通常は、植物の落葉や落ちた枝、あるいはその植物で生きる昆虫の死骸などが養分となって
土壌が育てば、植物が育つ。

けれど、砂漠の土壌微生物というのはいつか水をもらえるその日まで
エネルギーレベルを落として
例えば胞子という格好で乾燥状態でもじっと絶えて生きているんだそうです。


さすが、強え。
砂漠に生きるモノの全ては。



モロッコに来て、そこに暮らす彼らの習慣、考え方などから
ありとあらゆる価値観が崩れ落ち
気候や風土というものが、どれだけわたしたちの生活へはもちろんその思考まで
影響を与え育むのか
これでも柔軟に理解し、学んできたつもりだった。

でも5年もの間、頑なに違うと認められなかった「砂漠の緑」
やっとここに来て自分がひっくり返された。

知識がないなんて友人をバカにしていたそのわたしが恥ずかしい無知だった。

自分の持つ常識では成り立たない、その世界が面白いと思ったのに。
また、初心に戻っていちから勉強し直し。


●写真は、砂漠の村メルズーガでも雨の跡に緑が芽吹いていた様子。




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MOROCCO その他の街で
魔性のかすみ






すごーい!! すごーい!! すごーい!!

きっと砂埃!!?

そのせいで、太陽が月みたいに見える!!!

興奮して取った写真がこれ。



時刻は午後5時くらい。

ティズニットとアガディールという街の間あたりで
ちょっと国道からそれて海辺へ向かった

大西洋へ沈みつつある太陽。




南への買い付けの旅の終盤
モロッコならではの天候の荒れを示す強い風が吹き始めました。

何も無い静かな海辺の小さな小さな街での滞在も
2日目には、この風で景色があやふやな感じに。



しかし、この太陽の美しさは、えも言われなかった...



ここはどこ?

わたしは、太陽から月を眺めているの?

それとも、他の惑星から太陽を見ているの? ちがう、月を見てるの??



霧のかかった幻想さは、日本でもモロッコでの他の国でも経験済みだけど
この幻想さは、霧とはまったく別の趣のある霞。

霧の場合は、大気の温度が下がることから起きることもあって
しゃんっとした、締まるような、透明感のある美しさがある。

けれど、砂によって起こっている霞は
透明感などどこにもなく
砂により視界を曖昧にさせ、こころまで惑わせるような美しさがあった。



いいもの見たなあ♪

と、house13へ帰宅した数日後
調べ物をしようとwikipediaを開いたら!!

ぎっくり!! トップページに、この写真と同じものがあるではないか!!

それは、「黄砂」についてだった。



読んでいくとなんと!!

昨日不思議に思っていた、雨の上がりの様子と同じ写真が!!

昨日、起きてみると、テラスや中庭に貼ったビニールが砂だらけなのである。

乾燥した砂漠地帯であるから砂が舞うのはこの国では不思議ない。
なので、雨上がりに風が吹いて雨が乾く前に砂が付着する
それは何度も見たことがあるのだけれど

その朝見た砂すなさは、何かが違う。
雨上がり、砂が風で運ばれてきたなら風向きによって砂の蓄積にムラがあるはずなのに
雨の跡にキレイに細かい砂が一面についていて

あーあー、また掃除しなくちゃ...
と思いつつ、あまりに見事なその様にちょっと感動。


wiki先生によると、これも黄砂の仕業。

上空に巻き上げられた細かい砂が、雨と一緒に降るのである!!


黄砂だ!! 黄砂だったんだ!!

と、自分の仮定が明確になり興奮してみたが
一通り黄砂について読みあさってみると...

結果、砂漠の砂が大気によって巻き上げられているだけという
砂漠地帯に起きる当然の現象であって...

黄砂なんて名前がどこかロマンチックであっただけで
やっぱり、タダの砂埃は砂埃...



ただ、黄砂と呼ぶのは中国で起こるこの現象で
モロッコなどの北アフリカで起きる黄砂現象には特に名前がないのだそうだけど

黄砂が日本にも届くように
北アフリカの砂漠で起きた黄砂現象で運ばれる砂は、北ヨーロッパまで到達する。

そんな砂を運ぶアフリカからの風には
シロッコ
ギブリ
ユーゴ
マラン
など、各国で名前がつけられているそうです。

そして、そのサハラの砂が上空の雲と一緒に雪と混じって降った場合は
赤い雪をヨーロッパに作ることがもあるんだそうです。

うーん、やっぱりロマンがある!


環境の違う土地に住んでいると
まだ見たことのない
その風土が見せるさまざまな美しい現象に、たびたび魅せらる。

嬉しい、楽しいことのひとつです。




●2011年から2012年、年越し砂漠の民の砂漠ツアーの写真を
 参加者の和尚さんからお借りして
 facebook house13ページにアップしました!

 星空をばっちり捉えているのが見物。
 是非、ご覧下さい。

 アルバム「年越し砂漠の民の砂漠ツアー 1日目」
 アルバム「年越し砂漠の民の砂漠ツアー 2日目」
 アルバム「年越し砂漠の民の砂漠ツアー 3日目」



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MOROCCO その他の街で
ビッグ・ウェルカム!




本日は、わたしのモロッコにおける巨大モニュメントの
写真コレクションが増えたという

まったくもって個人的なお知らせでございます。


モロッコには、どんな小さな街にも門があります。
それがまたかわいらしい。

トップの写真がそれ。

どこだったか、とても小さな小さな街でした。



ちなみに、門がピンク色なのは街の色がピンクと決まっている為。

で、ピンクの街には、このエメラルドグリーンとの2色づかいがとても多い。

ピンクの街マラケシュでも、家のドア、テラスの柵などなど
ピンク色の次にお決まりとして建物に使われているのが

この、エメラルドグリーン。



で、本題は巨大モニュメント。

殆どの街が、こうして門を設置しているのが通常なところ
モロッコの南を旅していたところ
街の入口にあったあった!モニュメント。




こちらは、大きなラクダ2頭と椰子の木。

ちなみに椰子の木は本物。わりと憎い演出。

ラクダの大きさは、ラクダに登ろうとしている
ラクダの足元にある友人を見ていただければ
お分かりになるかと思う。






こちらは海辺の街。

奥に少しだけ海が見えています!

なぜか辺りに何もないのに、魚の左にぽつんっと座る女性を見ていただくと
お分かりになりますように

この魚は先のラクダよりは随分小さいけれど

細かいタイルを貼って仕上げてる名作でございます!?




海外では、日本のようにどこまで行っても家が続くという様子は見られない。

モロッコは、数少ない国道が街と街を繋いでいるので
1つの国道を走っていると

何もない大自然
時たま小さな街が国道沿いに
また、何も無い大自然
小さな街

の繰り返し。

そして大きな街から、かれこれ100キロくらいを超えると
地図上にも大きくのっている大きな街が現れる。

という移動になる。



だからか、車でラーユーンまで目指した1000キロのこの旅

大きな街が目の前にモニュメントとともに現れた時は

わーい!!!!!!

車を止めて、友人全員でモニュメントに駆け寄り、登ろうとする人まで現れ
大はしゃぎで写真大会。


モニュメントの意味である「ようこそ!」が、こころに染みる染みる。




以前、巨大タジンのモニュメントについてブログでご紹介しました。

え?じゃあ、これで3枚目??

はい。そうでございます。

モロッコではなかなかこのようなモニュメントが少ないので
希少価値コレクションでございます。

また増えたあかつきには、勝手にご紹介させていただきまーす!!




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MOROCCO その他の街で
夢の国




夢見てるのかと思った。


モロッコは、目に映るもの何もかもがメルヘンである。

けたたましいバイクや車の騒音
活気に満ちたスークにジャマエルフナ広場

生命力に充ち満ちたマラケシュだって
街の風景は、ディズニーランドの何かのアトラクションなの?
おとぎ話の世界に紛れ込んだよう。

シェフ・シャウエンなんてディズニーランド率最絶頂の街もいいところ。

街もそうなら、自然もまるで絵本に出てくるような景色がいっぱい。

自然とは、険しく厳しいものであったりするのだけれど
4000メートルを超すトゥプカル山を抱えるアトラス山脈だって
過酷を一番に想像する砂漠だって
モロッコならではの魅力、何か優しかったり暖かかったり見えるお陰で
やっぱり開いた絵本の中に居るよう。


そして、モロッコはメルヘンだと思う度に
そう話した友人とのドライブも忘れられない。

ぽこぽことした小山が続く、アガディールからアルガンの谷へ
勝手に名づけて「メルヘン街道」を移動中
決して大きくないアルガンの木々が
嘘のように、それら小山にお互い均等な距離を保ちつつ生息し
その間を、黄色い小さな花が咲き乱れてて...

思わず、ここどこ!!?

「モロッコってメルヘン以外のなにものでもないよね!」

帰りのアガディールからマラケシュまでの夜道は
モロッコデコトラが本体の4倍の牧草を扇形に積んで
光のごとく走り抜いていく。

「これ、完全にスターウォーズの世界だよね!!」


とても生命的で強烈なリアリティがあるにも関わらず
この国で目にする物は、全ておとぎの国のものと確信した。





タルーダントからタフロウトという街へ車で移動中のこと。

この辺りも、メルヘン発見の友人と訪れたのと同じ
アルガンの木が群生する小山たちが並ぶ風景。

日も暮れ始めていたので
明るかったらもっと素敵だろうなと友人とのメルヘン話を思い出しながら
くねくねとした小山の道のターンを繰り返していたら
あるターンで突然目の前に現れた風景。

後方の車のことも考えず、無理矢理急停車!

それが、冒頭の写真。

写真では、あまりその魅力が伝わらないのが残念だけれど

通り行く車はあっても、人里から離れた静かな場所
でも、アルガンの小山の暖かさに囲まれ
優しいモロッコの一部になったような気分になり

絵本のページを眺めるように
同乗した友人としばし無言でたたずむ。


くぅぅぅ、またしても!!
おとぎの国モロッコには、やられっぱなし!!






  house13の徒然はfacebookページもどうぞ。


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MOROCCO その他の街で
1DHの価値





とても簡単なことばで
大切なことを教えてくれるモロッコの人たち。




「お金って」

1DHを払ってパンを買うんじゃない。

1DHでコミュニケーションをするんだよ。




おはよう!
げんき?
うまくいってる?
あなたの家族も今日もげんき??
今日も暑いね。昨日も暑かったけどねえ。明日もきっと暑いよ!!

今日も良い一日を!
じゃあ、またね!!

そうやってパン屋さんと笑顔でお別れ。

1DHの価値がグンと上がった。





と教えてくれたのは
タンジェの道ばたでアラビア語を切り文字して売っているおじさん。

若い頃はアメリカでね、絵を描いて暮らしていた。
大きな家と車があって
今よりずっと裕福な暮らしをしていたけれど
こころは今の方が満たされているよって。


道行く人とおしゃべりして
大好きな切り文字をして喜んでもらえてたった10DH。

こんな楽しい人生はナイ!
10DHは大きなお金じゃないけれど
こうしておしゃべりした時間はすごく価値があるモノ。

そうおじさんは笑顔で言い切った。



おじさんとおしゃべりして
わたしのこころはピカピカになりました。



大切なものの価値。
それを自ら選んで実行している人って
世の中にどれくらいいるんだろう??

モロッコには、そんなステキな人たちが溢れている。
彼らは貧しいのではなく
それを自ら選んでいるから
その素朴な美しさにわたしのこころが惹きつけられる。



ありがとう、おじさん!
いつまでも、わたしの大切な先生で居てね!



すっかる




MOROCCO その他の街で
ファンタジア
 


モロッコ伝統の騎馬祭「ファンタジア」。

マラケシュでは、ショーとしてファンタジアが行われているChez Aliは有名だけれど
所詮旅行者用であるので
ツーリスティックなものは、と避けていたら
このファンタジアに触れる機会が今までなかった。

先日、ベニ・メラルという街にたまたま1泊し
翌日マラケシュまで目指そうとしてた車での通りがかり
行われていたファンタジアを、初めて目にすることに!!!



騎士たちは、各地方の異なった装飾に身をまとい
馬に乗り一列に押し寄せ
銃を打ち鳴らすというこの行事。

ベニ・メラルという土地柄の装飾なのだろうか?
こまこました刺繍が、マラケシュのそれよりずっとかわいらしい。
ブーツなんて、鮮やかなお花の刺繍が施され
日本でファッションとして履きたいくらい。










何列もの、騎兵が
次から次へ準備しています。






ドラクロアもこのファンタジスタを描いています。










騎兵の一列。
最初は、馬をダンスさせるように前進し
その後、全速力で走り
最後に銃を撃つ。

アラブ世界の戦争をショーにしたもので
今では、こうしてお祭りの際に披露されます。


伝統衣装や、伝統行事。
見ているだけでうっとりするのはもちろん
心の底にある精神が刺激されるようで大好きなのは
ここ、モロッコでも同じ。




oto
MOROCCO その他の街で
アッラーって。




「神さまっているのかもしれない」

そんな写真、きっと誰でもたくさん持っていると思う。

わたしが最近そう思えた写真がこれ。


シディ・イフニという街で。

町並みから外れて高くそびえるのが、モスク(イスラム教の礼拝堂)。


モロッコのモスクは、塔型。

個人的に、造形としてはドーム型のモスクの方が美しいと思うのだけれど
高くそびえる塔型モスクは
何よりも「天」に近くそびえ立って
景観の中で強い空間を作り出している。

それは、神を現すほどである。

雲の間から漏れる光と交信しているのではないかと思えるほどの
この美しい姿には
モロッコにあって大正解!
のモスクの型である学ばされた一枚の写真なのです。



oto
MOROCCO その他の街で
モロッコ人とお酒



すごく、かわいらしい門と思いません?

中庭に面したこの、かわいらしい扉
中庭の緑とともに、その木漏れ日を浴びて
きらきらとさえしてる。

が、この門、極悪ドリンカー用BARの入り口...


これ、タルーダントとう街のメディナにある老舗ホテルのバー。

「古い」とか「老舗」ということに、目がないわたし。

前の晩、へとへとでたどり着いたタルーダント。
とにかく近場で宿泊をと
ガイドブックで見つけた「老舗ホテル」へ。

モロッコの建築物というのは、あまりに定義がないから面白い。

フロントで受付を済ますと
レストランのドアを横目に長い廊下を歩く。

その廊下の先に、いきなり中庭BAR!!

沢山の緑が植わる素敵な中庭で、数々のモロッコ人男性がお酒を楽しんでいる中をぬって
なぜか、わたしたちは部屋へ進む。

例の、極悪ドリンカー用BARのドア右手の階段を上る。

同じく2回の吹き抜け中庭を沿ってまたもんもんと歩くとお部屋が。


まず、BARが宿泊施設の素敵な中庭にあることも面白いければ
なぜ、宿泊者は、BARを通過しなければいけないのかも面白い。

下手をしたら、BARで飲んでいる彼らの後ろにも
宿泊のお部屋があったっけかな。
それって、宿泊者にしてみたら
扉を開いたら、酔っ払いパラダイス!?

そして、2階のテラス、中庭の緑と共にあるお部屋はとても気持ちがいいけれど
吹き抜けの下の中庭がBARですから
がやがやと、もしくは酒乱のモロッコ人の叫び声とともに
部屋があることが、また面白い。

また、異次元モロッコ発見とこころ踊る♪



と、もとい。
お話ししたかったのは、極悪ドリンカー用BARだった...



「モロッコ人は、最悪の酒乱である。」



わたしは、きれいにお酒を飲むモロッコ人を見たことがない。

どんなに優しいあの人だって、お酒を飲めばただの鬼である。

彼らは、楽しむ為にお酒を飲むのではなく
「酔うため」に飲む。

そして、飲める!!
350mlビール10本を1時間で
30分で、ボトルワインを開けるなんてお手の物。



ご存知のように、イスラム教ではお酒はタブー。
モロッコの法律でだって、お酒は禁止。

でも、めちゃくちゃおいしいモロッコビールもあれば
モロッコワインなんて、ワインに目覚めちゃうくらいおいしい。

って、お酒の販売もしているし、こうしてBARだってある。

勝手な推測として、10人に1人のモロッコ人男性がお酒を飲むのではないかと思われる。



最初の頃は、そうね、お酒がタブーである人たちに
お酒の文化があるわけない。
きっと、飲み方を知らないだけ。

そう思っていたが、それは甘かった。

いろいろな経験をするうちに
結論として、彼らの血が、完全にお酒を飲めば荒れ狂う血なのだ。ということ。

イスラムの聖典「コーラン」を作ったムハンマドさん
あなたは正しかった。
あなたは、知っていたのね。
彼らの血に、お酒が向かないことを。


酒乱ですから、突っかかるわけです。
喧嘩を始めるわけです。
そして最悪の場合、ナイフを持ち出して、喧嘩ついでに人を殺めてしまうのです。

で、O型の多いモロッコ人ですから(?)反省はいたしません。
普通、わたしたちなら、飲み過ぎてしまった翌日、多々反省するわけです。
が、彼らは、自身の全てを正当化する気質なので
もちろん、お酒について改めたりはしません。


ということで、このBARの場合
ちょっと飲み過ぎ、荒れ始めのドランカーが
扉の向こうの部屋へ分類される様子。

その扉の入り口には、ガーディアン(警備員)が立ち
ドアの開け閉めには、その都度鍵を使っている始末。


実際、わたしたちが長い長い宿泊の部屋への道のりを歩いているとき
極悪ドランカー用BARの中では
すさまじい喧嘩が起きていました。






こちらが証拠写真!?

翌日、午前中から極悪ドランカー用BARの中でお酒を飲むモロッコの人を
2階からパシャリ、隠し撮り。


ロンドンに住んでいた頃
同じく、イギリスで有名なパブ(BAR)は朝から開いているし
サラリーマンが、朝から一杯
会議ついでに一杯
ランチで一杯
そういう姿を目にしたときは
「いいな、この自由さ」と思いました。

が、ところ変われば、人変われば
モロッコの場合は、こちらが見てはいけない物を見てしまった気にさせられるのです。

それは、宗教上、お酒が禁止されているのも関わらず飲んでいる
という気持ちもあるのですが

それよりも、コントロールが効かないほどお酒を飲んで
みさかいなく絡む彼らに
ちょっとした嫌悪感を抱いてしまうからかも知れません。

だから、モロッコのBARは好きじゃない。
「場末」「悪の巣窟」そんな雰囲気がどこでも漂っていると感じる。


とまあ、わたしも相当なお酒好きですから
人のことはともかく、自身がきれいにお酒を飲むように
人の振り見て我が振り直せです。






オマケ。

タルーダントのジャマエルフナ広場?
メディナの中心広場近くの様子。

うーん、やっぱりBARの中を歩くより、こちらがずっとほっとする...




oto
MOROCCO その他の街で

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